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Fukuoka Art Book Fair

太宰府天満宮にて

2025年4月18日から20日まで

開催決定! あと-

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The Future Publishing

ブース:

文書館

拠点:

オランダ

Q 簡単な自己紹介をお願いします。
The Future Publishing は、2013年にシンプルなアイデアを掲げて設立されました。初期は美術教育や制度的な支援を受けていない友人たち、さらに時間が経つとすべての人たちに向けてアイデアを表現し、それらを未来の世代のためにアーカイブする機会を作りたいと考えました。私たちは従来の出版の枠を超えて、「何かをパブリックにすること」を軸に活動しています。本の出版にとどまらず、レジデンスプログラム、音楽アルバム制作、パフォーマンスなども手がけていますが、そのすべての活動の根底には「本をつくる」という目的があります。

Q Pages | Fukuoka Art Book Fair 2025でのブースプランを教えてください。
今年の Pages では、出版社としてだけでなく、大阪万博のオランダ文化プログラムの一環である「Editorial Studio」プログラムの共同キュレーターとしても参加します。新刊6タイトル(Pages では初披露するもの)に加え、初期に制作した本も持っていきます。また、新しいツアーをスタートさせる計画もあります。

Q 福岡おすすめの場所、もしくは行ってみたい場所を教えてください。
私たちにとって福岡で最も思い入れのある場所は、筑豊エリア、特に 皿倉山、泉水寺、そして射手引神社です。皿倉山は、旧校舎からのルートでよく登ったお気に入りの山で、注意深く見渡すと、今でも古い石畳の道や小さな遺跡が残っているのを見つけることができます。泉水町は、とても美しい場所です。山へと続く古い道、古民家や田畑、歴史ある建物などが点在しています。近年は高速道路やトンネルが開通し、かつての景観が損なわれつつありますが、それでも散策するには素晴らしい場所です。

Q アートブックやZINEを出版するきっかけや理由、出版にまつわる活動を続けるモチベーションを教えてください。
私たちが出版を始めるきっかけとなったのは、ヘンリー・ミラーの 『北回帰線(Tropic of Cancer)』 という本でした。この本は、最初に出版した出版社をほぼ倒産させるほどのリスクを伴いましたが、数十年後には新しい現代的な文学やストーリーテリングのスタイル(ビート文学、アレン・ギンズバーグ、ジャック・ケルアック、ウィリアム・S・バロウズらの潮流)を生み出すきっかけとなりました。私たちが今も出版を続ける理由は、 誠実なアイデアは未来の世代のために残す価値があると信じているからです。そして、本はそれを保存するのに最適な手段です。私たちは、読者の求めるものに迎合するのではなく、価値あるものを後世に伝えていくことを大切にしています。

Q 来場者の方に向けたメッセージ
今はちょっと不思議な時代です。だからこそ、ときにはみんながどんなふうに過ごしているのか、ただ話をすることも大切ですよね。

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