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Fukuoka Art Book Fair

太宰府天満宮にて

2025年4月18日から20日まで

開催決定! あと-

-:-:-

51 Personae

ブース:

余香殿

拠点:

中国

Q 簡単な自己紹介をお願いします。
51 Personaeは、自主運営のアート出版プロジェクトです。私たちは、出版を「芸術的な実践として必要かつ重要なもの」と考えています。特に、アジアやグローバル・サウスの人生経験、そして抑圧されがちな声に焦点を当て、芸術表現としての「リアリズム」の新たな可能性を探求しています。

Q Pages | Fukuoka Art Book Fair 2025でのブースプランを教えてください。
今年の福岡アートブックフェアでは、私たちの最新刊を展示します。その中には、日本の学者・竹中憲一氏の著作を中国語に翻訳した新刊も含まれています。この本は、植民地時代の教育を受けた大連の世代の口述歴史を記録したものです。インタビューは1990年代に行われ、当時の日本の学校に通った人々が70代以上になってからの証言をまとめています。彼らの語る歴史は、植民地教育の生々しい一次資料であると同時に、竹中氏のような当時の日本の知識人への敬意を表すものでもあります。
この本は中国語で書かれていますが、福岡へ持っていく予定ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

Q 福岡でおすすめの場所、もしくは行ってみたい場所を教えてください。
福岡アジア美術館
アジアの近現代美術に特化した、アジア唯一の美術館です。51 Personaeもアジアに焦点を当てたプロジェクトなので、ぜひ訪れてみたいと思っています!

Q アートブックやZINEを出版するきっかけや理由、出版にまつわる活動を続けるモチベーションを教えてください。
本というメディアは長い歴史を持っていますが、現代だからこそ特有の質感やエネルギーを持っていると感じます。本は、移動する展覧会のようなものであり、既存のアートシステムの枠を超えて自由に存在できる独立した表現手段です。
資本や権力がアートの世界に深く介入する時代において、本は単なるアート作品ではなく、歴史や現実を記録し、少数派の人々の歩んできた歴史を残す手段でもあると考えています。

Q 来場者の方に向けたメッセージ。
日本語以外の言語で書かれた本もぜひ手に取って、ページをめくってみてください! そして、ぜひ感想を聞かせてください。日本の読者の皆さんが「海外」のインディペンデント出版をどう受け止め、どんな可能性を感じるのか、ぜひ知りたいです。

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