ブース:
余香殿
拠点:
日本
京都
Q 簡単な自己紹介をお願いします。
写真作品の製作。ゼラチンシルバープリントなどの暗室技法を研磨してきたものの額装展示への疑問からブック製作にシフト。近年はHand Saw Press Kyotoに通い表現方法をリソグラフ印刷によるZINE製作に収斂。「タブロイド紙・12ページ・リソグラフ印刷」を定型フォーマットにした隔月刊行シリーズ『GRAIN』を製作・販売中。
Q Pages | Fukuoka Art Book Fair 2025でのブースプランを教えてください。
隔月刊行シリーズ『GRAIN』の製作を通して、リソグラフによる写真印刷の精度を研磨してきました。昨年のTOKYO ART BOOK FAIR出展に合わせて完成させた「PLANTS IN THIS PLANET」は現状のフルカラー写真印刷の究極形と自負しています。武骨かつ繊細なリソグラフ印刷が、植物の持つ豊かな色彩を存分に発揮しています。
Q 福岡おすすめの場所、もしくは行ってみたい場所を教えてください。
おでん安兵衛
観光ガイドに掲載されていたので行ってみたいです。
Q アートブックやZINEを出版するきっかけや理由、出版にまつわる活動を続けるモチベーションを教えてください。
「限られた期間・限られた場所」でしか展開できない個展などの額装展示に疑問を持ちました。当初はオンデマンド注文でZINEを製作していましたが、暗室でのプリント製作にこだわっていた頃との乖離を感じ、DIYをベースとしたリソグラフにたどり着きました。編集者や発注者を介さない軽さ=ZINEであるならば、出版にブレーキをかけることがナンセンスと感じ、今は隔月ペースで製作を続けています。
Q 来場者の方に向けたメッセージ。
東京を中心にした展開にならざるを得ない中、この場でしか接点を持てない貴重な機会だと感じています。作品は写真をベースにしていますが、異ジャンルの方々との交流を楽しみにしています。今後のヒントをたくさん持ち帰りたいと思います。