(3)Pages | Fukuoka Art Book Fair 2026

スペシャルコンテンツ

BookBook Reading Room by Common Imprint

BookBook Beyond Berlin, Exhibition view at Common Imprint, Curated by Haeyoon Chi, Haeun Na, You Wu, 2025, Berlin, Germany

「BookBook Reading Room by Common Imprint」は、2025年にソウルで開催されたBookBook Festivalに参加した、アジア各地のインディペンデント出版社から寄贈された書籍によって構成されています。40冊以上のタイトルからなるこの小さなライブラリーは、本フェスティバルの理念を最も直接的かつ具体的に示すもののひとつです。

それぞれの本は、それぞれの地域の状況や出版実践に根ざした固有の文脈を宿しています。視覚芸術やデザインから、実験的な表現、コミュニティの記録、政治的な関わりまで、多様なテーマを横断しながらアジア各地で展開されるインディペンデント出版の現在の広がりを垣間見ることができます。これらの本は単なる展示物ではありません。内容だけでなく、その素材や形態といった物質性そのものが、読むという体験に深く関わっています。

このリーディングルーム自体がひとつのステートメントでもあります。ここに集められた本はそれぞれ異なる視点を体現しながらも、同じ空間に共存することで、多様性がいかにして共有可能な価値へと育まれうるかを示しています。本と本のあいだに生まれる関係や対話が、ゆるやかでありながら意味のある地図を描き出します。それは、本を介してつながることを目指すBookBook Festivalの核となる理念を映し出すものです。

フェスティバル終了後、このコレクションは、ベルリンにあるCommon Imprintのリーディングルームへと移されました。そして、アジアにおける現代のインディペンデント出版を伝えるこの小さなアーカイブが、このたびPages | Fukuoka Art Book Fair(Pages)にやってきます。Pages終了後、このアーカイブはPages出展者の本とともにベルリンへと旅立ちます。ここで生まれたアイデアやつながりは、今後もさまざまな場所で新たな対話を生み出していくでしょう。

協力:Common Imprint


BookBook Festival

2025年9月にソウルで開催されたフォーラムとブックフェアを組み合わせた形式のアジアのインディペンデント出版フェスティバルです。フォーラムでは、「制作」「流通」「保存と研究」という3つのテーマを軸にそれぞれの経験やノウハウを共有しました。ブックフェアには、10カ国以上から39組を超える出版社が参加。そのほか展示「BOOK?」やリーディングルームも展開しました。


Common Imprint

Common Imprint のリーディングルームでは、アジア各地のインディペンデント出版物1,000冊以上を所蔵し、週末ごとに予約制で公開されています。東アジアおよび東南アジアの出版文化や関連分野を調査・探究するための共有プラットフォームであり、実験的なラボとして機能しています。本を愛する人々に開かれたこの空間では、美術、写真、映画、デザイン、建築などアジアの出版に関わる多様な領域をテーマに、トーク、イベント、ワークショップ、展覧会などが開催されています。


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